2015
03.11

祈りのチカラ

Category: お寺のこと
夫に薦められて、ある本を読みました。


本 祈りの延命十句観音経
『祈りの延命十句観音経』  横田南嶺 著  春秋社 出版


延命十句観音経(えんめいじっくかんのんぎょう)は
本当に短く、
42文字のお経です。

般若心経が262文字ですから、
短さも伝わるのでは。


お経、というと
何をいっているのかよくわからない。

だからつまらない。
意味がない。
自分には関係ない。

そう思ってました。


そんな私は結婚前、祖母に
「お寺に嫁ぐんだから、般若心経くらいは読めるようになっておきなさい。」

と言われ、経本も受け取ったものの、
ほったらかし。

でも、長女の産休に入ったとき、
時間もあるので・・・
と思い、覚え始めました。

そのときでさえも、
“般若心経の解説本”を買い、
表面的な意味をくみ取りながら覚えました。


けれど、この本の中のことばが
読み終わった後もずっと心に残っています。

東日本大震災で被害に合われた気仙沼の和尚さんのことばです。

『人間、極限には祈りしかない。
理屈はいらない。力の限りお経を誦む(よむ)ばかりだった。

葬式無用、お墓もいらないなどというのは、
何事もない時に言う事である。

お寺や和尚が地域のよりどころであり、
お墓やお仏壇が家庭のよりどころである。

手を合わせ、祈る中で、安心を生み出す。』



私はまだこのような極限状態に置かれたことがなく、
それは幸せなことでもあり、
不幸なことでもあるのかもしれません。

ひたすらに祈る、ということがなく、
意味をぼんやり考えながら、
理屈で考えながら、
なんとなくお経を誦んでいました。


ただ思うのは、
そのような極限状態に置かれた誰かが、
必要を感じたときに、
手を合わせられる場所を、
安心をえられるお寺を、

守る、というのはなんだかおこがましいけど、

その場所に在りつづけられるように
もう少し真剣に考えないといけないのかも、
ということ。


今日はちょっといつもと違うトーンですが、
へなちょこ寺嫁もたまにはこんなこと考えたりするんですョ


で、せっかくなので
延命十句観音をご紹介しますね。


観世音(かんぜおん)
南無仏(なむぶつ)
与仏有因(よーぶつうーいん) 与仏有縁(よーぶつうーえん)

仏法僧縁(ぶっぽうそうえん)
常楽我浄(じょうらくがーじょう)

朝念観世音(ちょうねんかんぜーおん)
暮念観世音(ぼーねんかんぜーおん) 

念々従心起(ねんねんんじゅうしんきー) 念々不離心(ねんねんふーりーしん)



意味は上記の本に載ってます
わかりやすい意訳もありました
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